【簡単,続く】忙しい勤務医のための家計簿講座

お金の管理 勤務医の資産形成

忙しい勤務医のための家計簿講座

このブログは家計簿をつけられるようになりたい,節約できるようになりたい勤務医, 若手医師向けです.

この記事を書いている僕は医者として11年目(研修医2年+小児科医9年目,専門医更新済み)現在は大学病院勤務とバイト合わせて医者として年収2000万円に達しています.

この記事に書いている内容を実践することで自分が何にお金を浪費しているのかが分かり,
年間数十万円の貯金を生み出せました. 節税対策と合わせて年間100万円ほど変わることになります.

この記事は

  • 効率の良い家計の管理方法を知りたい
  • 続けられる節約の方法を知りたい
  • 節約して浮いたお金の貯め方を知りたい

方向けです.

この記事を読むことで

  •  家計簿管理に MoneyForward ME がいい理由5
  •  効果的で続けられる節約の方法3選
  •  節約して貯めたお金の貯め方を知ることができます

「節約って, 電気消したり水道止めたりするんじゃないの?」, 「そんなケチケチしたことやりたくないよ!」と思う方もいると思いますが,このブログは完全に医師向けです.
年収が1000万円を超える医師が月数百円の節約をしても、, 効果を実感できず続かないことは僕自身よくわかっています.
だからこそ, 年間で数万円変わる方法に限定してお話ししたいと思います.

家計簿管理にMoneyForward ME(アプリ)がいい理由5

 1. 家計管理を続けるためのモチベーションが保てる

 僕は家計管理の方法としてスマホやタブレットなどで使える【MoneyForward ME】というアプリを勧めます. このアプリを勧める最大の理由はこのアプリには家計管理を続けるモチベーションを保つためのポイントが揃っているからです.

 しかも【無料】で始められますので, お試しで本当に使えるか確かめることができます

 あなたが家計管理をしようとする目的は何でしょうか?収入と支出の管理をして, そして管理した上で資産(貯金を含む)を増やすことが家計管理をする本当の目的です.

 家計管理は1年を通して行ってそれを何年, 何十年と続けていくものです. だからこそ, 家計管理の方法を選ぶときに最も重要なことは続けられるかどうかということです.   この後具体的な続けやすい理由を説明していきますが, 総合的に続けられるということが何より重要だと思います.

2.収入と支出を全自動で把握できる

 【MoneyForward ME】では以下の項目(金融機関10個までの管理は無料でできます)を紐付けることができます.

  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • 証券口座
  • 年金
  • ポイント(楽天, Amazon, セゾンetc

     これらの情報は一度紐づけることで銀行口座に入る給与の振り込みも, クレジットカードで使った支払いも一括で管理することができます.

     給与が振り込まれた時にその額を家計簿に書き写したり, 買い物をしたときのレシートを財布に入れて, 家に帰ってからそのレシートを出して家計簿に移したり, カメラで取り込んだりする必要はありません. 計算する必要もありません.

   だからこそ, いくらお金が入って, いくらお金を使っているかが一目でわかります.そして何より手間がかからないからこそ続けられます.

3.増やした資産を一目で見られる

 収入と支出を一括管理できるMoneyForward Meだからこそ, 自分の所有している金融資産(貯金, , 投資信託)なども自分で計算することなく, 全自動で確認することができます.

   繰り返しますが, 家計管理で大事なことは続けることですし, 続けるためにはモチベーションが保てることが重要です.

  自分の所有している資産を合計したグラフを見て, 右肩上りになっているのを見れば, モチベーションとなり, 続けることにつながります.

4.いつでも開ける&画面がキレイ

   当たり前のことですが, スマホやタブレットのアプリなのでいつでも持ち歩けますし, 手書きする必要がないので, 文字が見やすいですし, 修正も簡単です. また色合いも工夫されているため, 画面も非常に見やすくなっています. “いつでも開ける”, “画面がキレイ”, これも家計管理を続けるために必要なことです.

   家計簿は1年以上続けていかなければなりませんが, 一方で常に必要なものではありません. 紙媒体(実際にノートなどで)家計簿をつけると持ち歩くことも大変ですし, 保管しておくのが難しくなります. だからこそアプリで管理する方が効率的です.
 (1年以上記録を残すためには月額500円かかります)

5.項目が細分化できるのであなたが何にいくら使っているかわかる

 家計を管理, 支出を減らしていく上で, あなたが何にいくら使っているかを知ることが第一歩です.

   MoneyForward Meでは自動入力された支出が自動的にカテゴリー別に分けられます(住宅費, 光熱費, 食費,,, ). 間違って振り分けられてしまった項目も一度カテゴリーの設定をすれば, 以降は自動的にカテゴリーが正しく入力されます.

  カテゴリー別に比べることのメリットは二つあります.

  1. 1か月の支出のうち, どの項目の支出が多いか比較できる.
  2. 同じ項目の過去1年の支出を比較できる.

どの支出が多いかがわかると、どの項目を節約すればいいかわかりますし, 過去1年の支出を比較することができると, 節約の効果を実感しやすくなります

効果的で続けられる節約の方法3選

【無駄使いしている】スマホゲームの課金

お恥ずかしい話ですが, 僕はスマホで月1~2万円の課金をしていました. 「月収100万円あるし, 1万円くらいいいよね」と思っていたのです. ただ収入と支出をきちんと管理して気がついたのは, スマホゲームに課金しているお金は収入100万円のうちの1万円ではなく. 実際に僕が無駄使いしてしまっていたのは, 貯金できる10~20万円のうちの1万円. 年間にすれば1か月分の貯金をそのまま課金していたことになります.

僕の場合は【無駄使いしたお金】の使い道はスマホゲームの課金代でしたが, あなたの場合は, ブランドものの時計やカバンかもしれません. 家計簿を見ながら, 自分が何に無駄遣いしているかを確かめることが重要です.

【最も大きい固定の支出である】家賃

支出を減らす上で最も効果的な方法は, 最も大きい固定の支出を減らすことです.  家賃が1万円変われば年間12万円, 家賃が2万円変われば年間24万円変わります. しかも, 引っ越しのときに一度支出を抑えることができれば, 特にその後は何もしなくてもお金を貯められることになります. 医者は人事異動が多いので, 異動に合わせて家賃を少しだけ抑えた場所に住むことで, かなり大きな節約になると思います.

また家賃に限らず, 自分が多く固定で支出している項目が何かを把握して, その項目について少しでも支出を抑えることが重要です. 家賃の他に車代 ,車代に合わせた駐車場代などがここに入ると思います.

【出費を抑える代替の方法がある】スタバのコーヒー代

無駄使いといえないものの, 安いものに置き換えれる出費がないかを確認することも重要です.
僕の場合はスタバのコーヒー代でした. 今時, どこの病院にもスタバをはじめとしたカフェがあります. 僕の場合, 毎月 2万円近く, スタバで飲食していました. これも年間にすると20万円を超えます(改めて恐ろしいですね). なのでこのスタバ代を少しでも抑えるために, 自宅にカプセル式のコーヒーメーカーとスタバのカプセルを買って家でコーヒーを飲むことにしました.
コーヒーメーカーに1〜2万円ほどかかりますが, スタバのカプセルは1杯80〜90円ほどです. つまりスタバで働いている人の人件費分だけ安くなる, ということです. スタバのお店で買うことを完全に辞めるとストレスになるので, 必要な時はお店で買っています.

このように出費を抑える代替の方法に切り替えることができないか考えることが重要です.
スタバのコーヒーはやめてコンビニのコーヒーに切り替える, というのも正しい選択だと思います.

 

あなたもMoneyForward MEに入力された支出を見て,

  • 【無駄遣いしている項目】
  • 【出費を抑える代替の方法がある項目】
  • 【支出の中でも大きい出費について節約できないか】

がないか,  検討してみてください.

節約して貯めたお金の貯め方

節約して浮いたお金は税制上のメリットがある 【NISA】や【iDeCo】などの仕組みを使って, インデックス投資を行うべきです。

【NISA(ニーサ)】Nippon Individual Savings Accountの略で少額投資非課税制度のことです.

iDeCo(イデコ)】individual-type Defined Contribution pension planの略で個人型確定拠出年金のことです.

参考:金融庁 NISAとは   iDeCo公式サイト

この二つの制度は少子高齢化が進み, 老後問題を国が支えることが難しくなっている日本で, 個人が自ら老後資金を蓄えるための投資を広めるために国主導している税制上の優遇制度です. この二つの制度はとてもリスクが低くメリットがとても大きいので【やらない意味がわからない】レベルです. 【NISA】, iDeCo】については関連記事で説明します.

ではなぜインデックス投資なのかとういうと, インデックス投資は15年以上という長期的なスパンで投資を行えば, 一時的には損失を出すことがあったとしても, 最終的には年率3-5%ほどの利益が出ることが知られているからです. 3%いうと大したことない, と思うかもしれませんがここで言う3%は複利なので, 毎月5万円を15年間年率3%で投資をすると元金900万円が1130万円になります.もしこれが5%だと1330万円になります.( NISAiDeCoといった税金が掛からない方法で, 月5.6万円まで、20年間の投資を行うことができます)

投資はなんか怖い, 貯金でもいいじゃないか, と言う意見もあるかもしれません. ただ貯金には二つの問題があります. 一つは利率がとても低いこと(年率0.001%)です. 1年間100万円預けても利子は10円で, そこから税金が引かれるので8円にしかなりません. 貯金を勧め,投資に反対するのはバブルを経験した世代です. バブルでは預金の利率が高く, ギャンブル的な投資で失敗した人がたくさんいた時代だからです. ただ、それは1980年代のことです. 医学でも40年前のエビデンスで治療しないですよね? 同じことです, 今の時代に合わせたお金の管理が必要だと思います.  インデックス投資については関連記事をご覧ください. 

まとめ

家計簿管理は収入, 支出, 資産が一括管理できる 【MoneyForward ME】 が最もオススメ!

MoneyForward MEは無料で始められますので, お試しで使って本当に使いやすいか確かめられます.

【無駄遣いしている項目】, 【出費を抑える代替の方法がある項目】, 【支出の中でも大きい出費について節約できないか】 確認しましょう.

節約で浮いたお金を【NISA】, iDeCo】といった国が勧める税制上の優遇制度を使ってインデックス投資を始めましょう. 

【NISA】, iDeCo】でインデックス投資を始めるには証券口座が必要です. 開き方は関連記事に載せてあります.

以上です.
【関連】Money Forward MEの登録はこちらから

この超基本の知識を知るだけでは不十分です.
実際に資産を増やして自分と家族を守り、選択肢を広げるためには行動が必要です.

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参考文献