【無料】医者のための分かりやすい確定申告のやり方

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医者のための分かりやすい確定申告のやり方

このブログは当直をやめたい勤務医, 将来当直をやめたい若手医師, 医学生向けです.

この記事を書いている僕は医者として11年目(研修医2年+小児科医9年目,専門医更新済み)

現在は大学病院勤務とバイト合わせて医者として年収2000万円に達しています. バイトを始めてからもう5年以上, 確定申告をやっています.

この記事は

  • 確定申告を税理士や他の人にお願いしたほうがいいかな?と思っている
  • 確定申告のやり方がわからない
  • 自分は確定申告なんて関係ないorやり方は分かっているけど節税についても学びたい

そんな医師向けです.
ここでいう医師は基本的に勤務医・雇われ医を対象としています.

この記事では

  • 確定申告を誰かにお金を払って(有料で)頼む必要がない理由
  • 具体的な確定申告のやり方(実際の画面つき)
  • 節税の考え方
    をまとめました.

医者にとって効率の良い資産形成の第一歩は払いすぎている税金を減らす=節税をすることです. 節税をするためには自分がいくら税金を払っているか確かめる必要があります. その方法が確定申告をすることです.

この記事を書いている僕は5年間自分の確定申告を行っているだけでなく
数字が並んでいるのを見るだけでパニックになる自分の奥さんにも確定申告のやり方を教えています.
奥さんに教えるように“丁寧に“説明しているので, 分かりやすくなっていると思います.

確定申告は, 【2つ以上の勤務先で働いている人】,【 2000万円以上働いている人】は必ず行わなければいけないので, ほとんどの医師が対象です. (勤務先が代行する場合もあります).
確定申告のやり方だけではなく, 節税の考え方についても書いていますので,
『確定申告のやり方くらいわかっているぜ』という方, 一つの勤務先しかない方、そこまで年収が高くない研修医の方にもも最後まで読んでいただけたらと思います.

確定申告を誰かにお金を払って(有料で)頼む必要がない理由

なぜなら, 確定申告は簡単に特に知識がなくてもできるからです.

これまで税金の知識がなかったとしても, 数字や計算がとっても苦手でも大丈夫です.
むしろ, 数十分でできることに有料の税理士に頼んでお金を払う, ということがないように気をつける必要があります.
この記事でも具体的な確定申告のやり方(実際の画面つき)を解説します.

①まず確定申告を行う前の準備

  • パソコン or タブレット
  • 全ての勤務先の【源泉徴収票】
  • 生命保険、地震保険の【保険料控除証明書】
  • ふるさと納税に関する【寄付金受領証明書】
  • 医療にかかった際の領収書
    を用意しましょう

②PCで“確定申告” “国税庁”で検索して


画面右上の【確定申告書等の作成はこちら】をクリック

③【作成開始】をクリック (その上の【作成の流れはこちら】ではありません)

④年度の間違いがないかを確認して

【はい】をクリック (クリックすると下に画面が出てきます)

⑤ 勤務先が1箇所=常勤からしか給与をもらっていない/複数から給与をもらっている

→【はい】/【いいえ】をクリック

住宅ローン減税の申請を行う/行わない
→【はい】/【いいえ】をクリック

スマホで提出する場合
→1番上 をクリック
書面を印刷して郵送する場合
→3番目 をクリック  ★初めての方は内容を理解しやすくするために こちらを★

⑥生年月日を入力して

【同意して次へ】をクリック

⑦書類で源泉徴収票を持っている方は 【いいえ】 をクリック して

【源泉徴収票を入力する】 をクリック

⑧給与所得を源泉徴収票を見ながら入力して行きます

(下に源泉徴収票も載せています)
続けて常勤以外の勤務先についても入力していきます。
(常勤以外の勤務先の源泉徴収票で入力するのは【支払額】と【源泉徴収額】、【勤務先の名称と住所】のみです)

⑨続いて、支出に関する控除(税金がかからないお金)を入力します。

家族全体で医療費を10万円以上使っている人
iDeCOをやっている人
生命保険、地震保険を契約している人
ふるさと納税などの寄付を行なっている人
(複数の市町村に寄付している場合、まとめて入力することが認められています)
は忘れずにここで入力しましょう

⑩ひとり親、配偶者、扶養家族がいる、予定納税通知書が届いている場合は入力します

ただ配偶者控除は確定申告する人の合計所得が1000万円を超えると受けられません
扶養家族控除は15歳以下の子どもは対象になりません.
もし予定納税通知書に関する不備があっても, 税務署の方が確認して良きに計らってくれる可能性が高いです. 僕も確定申告を行なった最初の年, 予定納税通知書に沿って予定納税を行なっていたのですが, その記載を確定申告に忘れましたが税務署の方が気がついて連絡の上, 還付してくださいました.

11最後に家族の名前、自分の名前や住所、マイナンバーカードを入力したらおしまいです。

(マイナンバーカードがなくても入力を終えることはできます。)

12最後に入力した確定申告書を印刷

データも保存しておくと良いと思います.
住宅の取得や、収入証明が必要な時にこの確定申告のデータが役立つことが多いです.
管轄の税務署は【税務署 管轄どこ】で検索すれば簡単に調べられます.

13書類を郵送する方は税務署に書類を郵送

おしまいです. お疲れ様でした!!

節税の考え方

まずはじめに
節税とは払い過ぎている税金を取り戻すということです。
脱税ではありませんし, このブログは脱税を勧めるものではありません.

では節税の考え方をお伝えします.
それは確定申告における【所得から差し引かれる金額】を増やすことにあります.
確定申告でいう左下の所です.

なぜこの部分を増やす必要があるかというと,
【税金を計算するときに算出する税金がかかるお金】=【課税所得】は
所得からこの額を引いて,  それからその額に応じた税率をかけることになるからです.
(ちなみに所得は収入から経費を引いた額をいいます, 医者の場合はすでに源泉徴収票の時点でこの計算は済んでいます.)

この所得から差し引かれる(=控除される)金額に含まれるのは

  • 社会保険料(健康保険料や厚生年金保険料, 介護保険, 雇用保険etc)
  • iDeCO
  • 生命保険料&社会保険料(ともに上限あります)
  • 医療控除
  • 寄付金控除
  • 雑費控除
    などです.

つまり, この項目に含まれるお金をきちんと申請することが重要になります。
例え勤務先が一つであったとしても、この項目の申請を行うことが確定申告を行う十分な理由になります。
具体的な内容については
◆次の記事で紹介します リンク◆

まとめ

確定申告は自分で必ずできます.  有料で誰かにお願いするのはやめましょう.
節税のポイントも分からなくなるからです.
確定申告書の左下にある【所得から差し引かれる金額】をもれなく申請することが重要です.

無駄にお金を使わないためにも自分の稼いでいる・使っているお金の流れを掴むためにも自分で確定申告をやってみましょう.

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