【初心者向け】お金持ちになりたい医者のためのキーワード 基本10単語

お金の知識:マネーリテラシー 勤務医の資産形成

お金持ちになりたい医者のためのキーワード 基本10単語

お金持ちになりたいですよね?
僕はなりたいです.

ただ, 残念ながら医者を続けているだけではお金持ちになれません. お金持ちになれるかもしれませんが, かなり時間がかかります.
それは医学部でも医者になってからもお金を増やすための知識を学ばないからです.

この記事ではお金持ちになりたい医学部生, 研修医, ドクターのためにお金持ちになるためのキーワードを超基本的なものに絞ってランキング形式で集めました

僕は投資で損をするのが怖かったので投資を始める前にこの記事の内容を勉強しました. 
「投資で損をするのが心配」という方にも役に立つと思います.

1位が最も重要です.

周辺知識についても一緒に載せていますのでわかりやすいと思います.
一般的なランキングと違い, 1位から順に載せていますので途中でやめても大丈夫です. 
ただ, お金持ちになりたい人は最後の10位まで読むことをお勧めします.

1お金に働かせる

【同義語】資産運用 投資する

【類語】 他の人に働かせる 事業収入

【対義語】自分で働く 労働収入

【お金に働かせる】とは, 自分の時間や体力などを使う労働をせずに, 自分の資産(現金, , 不動産など)を使ってをお金(資産)増やすことです.

【自分の働いて】, つまり自分の労働でお金を稼ぐ場合の収入は, 労働時間と能力・経験年数によって固定されていることが多いですが, お金に働かせる場合はリスクの取り方によって利益/損失が変わります. 高い利益を生み出す可能性がある金融商品は高い損失を生み出す可能性があります.

ただ世界経済は基本的には成長・拡大傾向にあるので, 投資を行わないことはお金を増やす機会を失うことを意味します.

事業を作って他の人・組織に働いてもらうことによって収入を得ることを【事業収入】と言います.

2複利

【対義語】単利

利子にも利子がつくことを【複利】と言います. 投資を行う最も大きいメリットが複利の効果を得ることです.
短期間ではその効果を感じにくいですが, 複利の効果は投資を行う期間が長くなれば長くなるほど効果は絶大になります.

反対に元々のお金(元本)にしか利益がつかない場合を単利と言います.

具体例を見ていきましょう. 元本100万円で20年間投資を行うとします. 金利を5%にした場合, 20年後, 単利の場合は265万円なのに対し, 複利の場合は200万円にまで増えます.

  元金(0年目) 1年目 3年目 5年目 10年目 15年目 20年目
【複利 5%】 100万円 105万円 115.7万円 127.6万円 162.8万円 207.8万円 265.3万円
【単利 5%】 100万円 105万円 115万円 125万円 150万円 175万円 200万円

3インフレ

【対義語】デフレ

物の価値に対してお金の価値が相対的に下がることを【インフレ】と言います.

例えば自動販売機で売っている缶コーヒーの値段は20年で100→130円に値上がりしています. 110円で値段が変わっていない商品もありますが実際には缶のサイズが小さくなっているので実質的には値上げです. 値段が上がった理由の一つは消費税の導入と増税ですが, もう一つの理由が【インフレ】です.

なぜ【インフレ】が起きるのか?その理由は政府がお金を発行するからです. 物の量が変わらないのにお金の量だけ増えるので, 相対的にお金の価値が下がっているということになります.

コロナに対する経済対策で日本政府は沢山のお金を発行したため今後も【インフレ】はさらに進むと考えられます. だからこそお金を貯金しているだけではなく株や投資信託を買ったり, 不動産(マイホーム)を所有して対策を取ることが必要になります.

【デフレ】とはインフレの反対に物の価値が下がって, お金の価値が上がることを言います.
デフレが進むときは現金を多く持っている方が良いとされます.

4税金

【例】所得税, 住民税, 固定資産税

自分の得た収入や持っている資産に応じて支払うのが税金です. 特に1年間の収入に対して支払う所得税では, 医者のように収入が多くなれば多くなるほど支払う税金は高くなります. 年収900万円を超える場合, 控除(一定の減額)がされるものの所得税で33%, 市民税で10%, 合計40%違い税金を支払うことになります.

実際には税金に加えて年金の支払いもあるため手取り収入は額面から大きく下がることになります.

実際僕も額面1500万円が, 税金を引いた後の手取りでは1200万円ほどまで下がりました.

5節税

【例】医療費控除, ふるさと納税, iDeCo
【対義語】脱税

払いすぎている税金を減らす, 取り戻すことを【節税】と言います. これは国認めている行為で, 違法に税金をは支払わない【脱税】とは全く違う言葉です.

具体的には医療費を多く支払った年やふるさと納税を行った場合, 節税を行うことができます. また個人で年金を積み立てるiDeCoは収入が多い人ほどメリットが大きい節税です. 節税対策をすばるかしないかで年間数十万,定年まで考えると1000万円以上の差になると思います.

6ふるさと納税

【ふるさと納税】とは, 自分が寄付を行いたい自治体に(複数でも可能)寄付を行うと年間の寄付金から2000円を引いた額が翌年の税金から減額される仕組みです. 寄付金の額に応じた返礼品をもらえることで間接的に税金の還付が得られます(支払った税金が戻ってくる)簡単に申請できることも人気の理由です.

注意点は寄付できる額に上限があることです. ふるさと納税の返礼品は現在は寄付金の3割程度まで, と決まっています.

7固定費削減

【具体例】住居費, 通信費など

自分の資産を増やすには収入を増やすか支出を減らすかのどちらかです. 医師として働いている場合, 自分の意思で収入を増やすのは難しいかもしれません. そこで重要なのが支出=出て行くお金を減らすことです.

その対策の一つが節税でもう一つが【固定費を減らす】ことです.

固定費としては住居費, 通信費などがあり, これらの項目は一度減らせば少なくとも1年間は自動的に支出ー減らした生活を送ることができます. 勤務医は異動・引っ越しが多いので, 固定費の削減を行いやすいといえます. その際に賃料が1万円安いところを選ぶことで年間12万円の貯蓄をできることになります.

8証券口座

【対義語】普通口座

【証券口座】とは, 株式投資や投資信託を行うための口座です. この後説明するNISAiDeCoを含めた投資を行うためには必須の口座です.

特徴としては直接お金を振り込み/引き出しできない, 投資で増えたお金にかかる税金を自動的に計算して引き落としすることができるということがあります.

9NISAiDeCo

非課税でできる投資がNISAiDeCoです. 今すぐにでも始めることをお勧めします.

NISA(ニーサ)

Nippon Individual Savings Accountの略で少額投資非課税制度
NISAには 
 20年間 x 40万円=800万円分の投資が非課税で行える【つみたてNISA】と
 5年間 x 120万円=600万円分の投資が非課税で行える【NISA】があります.

ただ投資できる余剰資金のこと, 非課税になる合計額のどちらをとってもメリットの大きい【つみたてNISA】をお勧めします.

iDeCo(イデコ)

individual-type Defined Contribution pension planの略で個人型確定拠出年金
国の年金制度とは別に個人で毎月年金を拠出する(支払う)制度です.

共通点

どちらも税制上, 優遇されているので一般的には投資の利益にかかる20%の税金が全くかかりません. 現在, 日本では少子高齢化が急激に進んで労働人口が減るのに, 支えなければいけない高齢者の数が増えています. 結果, 国が高齢者の老後資金を賄うことができなくなりました. そしてこれ以上税金は増やせなくなり, 「みなさん老後資金は自分で用意してくださいね. 」という中で始まったのがNISAiDeCoです.

違い

NISAは投資の目的が自由なので, いつでも換金できます(ただ長期投資, 非課税のメリットを失うので勧めません)
一方のiDeCOは年金としてお金を拠出しているので, 60歳までは支払われません.
そのようなデメリットがあるからこそ, 逆に掛け金が所得税から控除されます.
所得税が33%の方であれば年間9万円ほど所得税が減ります( 2.3 x 12か月 x 0.33).
地方税10%と合わせると年間12万円ほどの節税になります. しかもiDeCoで拠出したお金が投資で増えます. これが【絶対にiDeCoを行った方がいい理由です】

10株式投資 投資信託 

【株式投資】とは 会社の所有権の一部である株式を所有・売買することによって配当金や売買に伴う利益を得ようとする行為のことを言います. 株式の保持や売買には資格などは要りません. 株式は企業の業績が良くなれば価値が上がり, 逆に業績が悪化すれば価値が下がることもあります. AppleGoogleなどの業績を伸ばしている企業に投資すれば利益を得られることになりますし, 投資した企業が倒産すればその企業の株をたくさん持っていたとしても価値が0になってしまいます.
(配当金とは企業の利益を株主が所有する株式の数に応じて分配したお金です. )

【投資信託】とは投資家から集めたお金をまとめて, 運用の専門家が株式や債券などに投資したり運用する商品のことを言います.運用の成績や専門家の手数料が高いか安いかによって商品を選ぶことになります. 運用のスタイルとしては指数に連動したインデックス運用と, インデックス運用を超えることを目指したアクティブ運用があります.

まとめ・関連記事・参考文献

お金持ちになりたいお医者さんのためのキーワード【基本10単語】をまとめました.
【差がつく】投資でお金持ちになりたい医者が知るべき言葉Top10もぜひご覧ください.

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参考文献